FXなら誰にも負けない!

FXのデイトレード


私はFXのデイトレードをしています。ある日、いつも通りにエントリーをして、そのポジションは順行し、利がのりました。

デイトレですのでいつもなら当日中に利確をするのですが、なぜかその日は「一晩待ってもっと利益をのばそう」と考え、ポジションを持ったまま日をまたぎました。ロスカットの注文を出さずに。次の日の朝ポジションを見てみると、逆行し過ぎて強制的にロスカットされていました。

損失は大きく、資金はかろうじて少々残っている程度。私はこの経験から、デイトレでもスイングでも、どんなエントリーのときでもロスカットの注文を必ず出すようにしています。この経験は高い授業料をとられましたが、いい経験になりました。

FXでの裁判事件



FX取引では、取引業者に取引専用の口座を作り、そこに投資金や証拠金などを預け入れして実際の取引きを行っていく形を取っており、また、為替相場という舞台を利用してその為替差損益を求めていく投資形態から、元本割れ、時には負債を抱えるような損失が出てしまうケースも考えられます。

こうした事から、時にこの預入金の扱いを巡ってのトラブルから、裁判沙汰になり事もあります。

有名な事例では、ある証券会社に対して取引業者側の不備により損害を被ったために約1400万円の損害賠償請求を求める裁判がおこされ、話題になりました。

これは、FX取引における「ロスカット」という仕組みについて起こされた訴えで、ロスカットとは、相場変動における緊急事態などに、顧客の資産を守るために取引業者が発動させる、いわば安全装置のようなものになります。

取引きを行っていく際には、取引業者に証拠金というものを預け入れるのですが、取引業者はこの証拠金と、顧客である投資家の発注している通貨の評価損益についての比率を見比べており、投資家の保持している通貨に大きな評価損が出た場合には、その証拠金内の損失で収まるよう、時に注文の強制決済をおこない、その損失額が無限に拡大していかないようしています。

これをロスカットと呼んでおり、これにより顧客は預け入れている証拠金以上の損失を負わなくすむ仕組みとなっているのです。

FX取引では、インターネットなどを介して売買を行っているために、この注文が殺到したり、為替レートの値動きが激しい場合、投資家の注文が確定せずにタイムラグが発生して、約定が遅れる「スリッページ」を引き起こすことがあります。

先の裁判では、スリッページの影響によりロスカットが18秒間にわたり行われず、その間に本来守られるはずであった投資家の資産が損害を受けた、という所が問題の焦点になりました。

このような裁判はしばしば起こされており、この時の損害賠償裁判では、10秒を超える遅延の発生は合理的範囲内とは言えない、として、被告である証券会社に損害賠償金の支払い命令が下される判決が出ました。

この判決には、スリッページをなるべくなくしたい投資家から称賛の声が上がった一方で、現実問題として、スリッページを解消することは難しく、10秒以上の遅延を取引業者の不手際とする判定には疑問が残る、という声も上がっています。

また、取引業者と顧客との間で取引きを行う「店頭FX取引」と、為替相場と顧客の間を取引業者が仲介する「取引所FX取引」との違いもあり、このスリッページに関する問題は、いまだに賛否両論を呼んでいるのです。